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The Atragene World

Atrageneや,viornaグループの種子の発根発芽育苗方法や挿し木や接木などの栄養繁殖法についてレポートします。また、山野草、クリスマスローズ等についても紹介します。

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Cl. koreana 'Dusky'の接木 

今日の東京は晴れで20℃くらいの過ごし易い天候です。今朝、庭の雑草取りをしていて、蔓が1~1.5m程に伸びた地植えのボタンズルを見つけました。
掘り起こしてみると、茎の基部の太さが1mm程で、接木の台木に使えそうでした。
ネマトダーに感染していないか根を水洗いして確認しましたが、下の2枚の画像の通り根粒は認められませんでした。

因みに、ボタンズル野生のものや、栽培中のもの50株以上をチェックしていますが、ネマトダーに侵されていると思われるものは今までに見ていません。より多くのサンプルについて調べてみないと確かなことは分りませんが、或いは、ボタンズルにはネマトダーに感染しない何かがあるのかもしれません。
この場所は以前'White Lady'やalpina原種、'Olgae'、冬咲きクレマチス等を地植えし、ネマトーダーの猛攻にあつた汚染地区です。このネマトダー、殺ネマトダー薬剤のネマトリンエース粒剤に耐性があるようです。文献によれば、殺線虫剤の効かないネマトダーもいるようですが、このネマトダーがどの種に属するかは不明です。なお、ここに植えてあった日本のクレマチスの原種、センニンソウの1株もネマトダーに侵されていました。

茎がやや細いのが欠点と言えば欠点ですが、ボタンズルはAtrageneや壷系の接木の台木として優れているのではないかと思います。


以下、本日、行ったCl.koreana 'Dusky'の接木の概略について紹介します。 
台木と接ぎ穂を密着させるために、接木テープではなく医療用の包帯などを一時固定するために使用するサージカルテープで仮固定し、輪ゴムのNo.18を一ヶ所で切り紐状にしたもので固定しています。
接木の方法は割り接ぎです。
慣れてくると1ケ当たり1~2分で接木作業が完了します。
接木が完了したものをポットに植え付け、ラベルを付けると終了です。
雨や直射日光が直節当たらない屋外で管理します。

Duskygrafting-apifolia0710201001.jpg



こちらはボタンズルの台木にCl. koreana 'Dusky'を接いだものです。

Duskygrafting-apifolia0710201002.jpg

こちらは上の画像の拡大です。根の部分や接ぎ穂の芽の部分がお分かりいただけるでしょうか。

Duskygrafting-apifolia0710201003.jpg

こちらは、接木が完了したものをビニールポットに植えたものです。

Dusky205200901b (2)

こちらは、ドイツのnurseryがCl. chiisanensis 'Monika'のラベルで納品してきたものですが、明らかにラベル違いで、Cl.koreana 'Dusky'に間違いありません。

因みにCl. chiisanensis 'Monika'の画像はこちらです。

chiisanensisMonika0405201001.jpg


なお、この接木による増殖技術は、あくまでも個人の趣味範囲で保険苗の確保をするための方法とお考えください。組織培養のクローン技術やこの接木によるクローン増殖技術は植物特許のある植物や種苗登録されている品種の営利目的の増殖には使用出来ません。

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この記事に対するコメント

最近の接木記事を拝見しています。
サージカルテープで仮固定されているのですね。
また「ビニール袋などでカバーして保湿を図る様なことはしていません。」と書かれていますね。
私はブルーベリーの接ぎ挿しでビニール袋を長期間かけて、大失敗をしました。

以前に接木されたものは成功されていますか。
楽しみですね。

URL | ブルーマチス #5GNoC3ss

2010/10/09 11:43 * 編集 *

ブルーマチスさん ご無沙汰いたしております。
接木テープ使用のものはテープの太さをカッターなどで細くし、良く閉めつけたものが良い結果が出ていますが、力を入れすぎてテープが切れてしまつたりしますので、茎や蔓が細い場合は輪ゴムが最適ではないかと思います。
また、保湿のための袋掛けは、接ぎ穂などが灰色カビ病やうどん粉病などの病原性の真菌に感染していないことが重要で、壷やAtrageneの場合は1週間ほどで徐々に湿度を下げると良いと思います。休眠芽を接げば保湿の必要がありません。
私は気分屋的なところがあり、挿し木や接木、種まきなど、気分が乗れば集中的に勢力的に取り組みますが、近頃は育苗中の苗の管理が精一杯で、気分が乗らないと中々取り組めないでいたりします。今回は、ネマトダーに強い台木の発見と、細い輪ゴムの使用でよい結果が出ていますので、気分が高まってきているところです。
申しわけありませんが、気長に見守って下さい。

URL | Takechianman #iWfHidvU

2010/10/09 14:23 * 編集 *

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